大きなえぐれ傷の補修

当店ではフローリングの補修費用は浅い傷の場合3箇所までなら10,000円、深い傷の場合1箇所で18,000円としております。当たり前ですが深い傷の方がお値段が高くなります。稀に「なんでこんなに値段が違うの?」という質問をされるので、今回は深い傷の補修過程を紹介しつつどんな違いがあるのか説明します。

下の画像はフローリング板の写真なのですが、中央がかなり大きくえぐれていて深さもあります。まず傷の穴を埋めるのは傷の大小に関係なく毎回一緒なのですが、違いはどんな補修材で傷を埋めるかです。

   Before   

浅くて小さい傷の場合、傷口の充填には柔らかく加工し易い材料を使います。平らに均したり色味の調整が容易で、素早く補修することが可能です。ただし深くて大きい傷の場合、同じ材料は使えません。傷口の掛かる負荷が大きくなり易く、強度の低い材料ではちょっとしたことで変形したりヒビが入り易いためです。
そこで深い傷の場合、加工し易さよりも強度に重点を置いた材料を使用します。下の画像が傷口を埋めた後の画像です。この後平らに均すのですが、強度が高いので目の粗いサンドペーパーを使って根気強く少しずつ削るしかありません。これが手間のかかるポイントす。

平らに均した後の画像が以下です。埋めた部分の色味の違いと黒いツブツブが気になると思います。気になるからもう一回やり直そう、と思ってももう剥がすことはできません。一度固まってしまうと2度と柔らかい状態には戻せないので、色の違いやツブツブができてしまった場合は上から色を塗って隠すしかありません。これも手間のかかるポイントです。(浅い傷に使う材料ならばやり直しも容易です。)

上から色を塗って色を調整し、木目を再生したらAfter画像のように仕上がりました。なかなかな出来ですが補修時間は浅い傷の4、5倍は掛かっています。補修に掛かる時間、労力の違いから補修費用は高めに設定させていただいております。
勘違いして欲しくないのは浅い傷との仕上がりの違いは強度だけで見た目の良し悪しの違いはありません。多少高くはなりますが、それでも買い替えより遥かに安く直せます。「こんな大きな傷は直らないだろう。」と諦める前に一度当店にご相談ください。

   After